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寒いのって嫌い。 寒いと、チクチクする。 肌が叫んでる。泣きながら、叫んでるよ。 『北風あっち行け!!』って だから、冬は大嫌いなのです。 「『だから、夏は大嫌いなのです』って、夏のあっつい頃に言ってましたよ」 「え?そなの?やだなー、あずにゃん。よく覚えてるね」 「覚えてるね、じゃなくて……」 休日。私こと平沢唯の部屋で、夕方。暖房も付けずに、あずにゃんと私は、一人はセーター、一人は毛布でがんばっているのです。 「というか、寒いならエアコン付けたら良いじゃないですか」 「だってー。夕方からエアコンかストーブ付けてる奴は『はいじん』だってりっちゃんが」 「……はぁ。で、廃人の意味分かってます?」 「さぁー?」 はぁ。あずにゃんが二酸化炭素を排出する。ベッドに座り、毛布にくるまっている私は、それを見てムッとする。 「……あずにゃーん。言いたいことあるなら、言ったほうがいいよ?」 「言ったら、きっと唯先輩ショック受けますよ?」 「どんとこいです!」 「ほぉ」 あ。あずにゃん今、いじわるな笑い方した。 紺色のセーターに身を包んでいる後輩は、ベッドにいる私を見上げると、すぅと息を吸い込み、言ったのです。 「いいですか、唯先輩。まず唯先輩は我慢しなさすぎです。大体最近は日の入りが遅くなったというのに、なんですか寒いって。修行足りなさすぎです」 おおう。修行って何。 「黙っててください。話はまだ終わってません。しかも、なんですか。私がセーター一枚でがんばっているというのに、唯先輩は毛布にくるまって、あたたかいベッドに座りこんで。 私なんか床ですよ。しかも床暖もなにもないただの床ですよ。わかりますか?私のほうが、唯先輩よりずっと寒いんです」 んに……。ぬ……。おお……。 「しかも昨日の部活で、なんですか。寒いから練習できないって。寒いのはみんな同じなんです。 それでもかじかむ指を自分の体温で、吐く息であたためて、少しでも今の自分より上手くなろうとムチ打ってがんばっているんです。みなさん、唯先輩みたいに根性なしじゃないんですよ?」 はご……。おぐ……。うごご……。 「それに先輩は―――」 ぷちっ。 「もーっ、あずにゃん、いじめないでよー!!」 「きゃあ!?」 耐えきれなくなった私は、ベッドから素早く降りると、あずにゃんに正面から抱きついた。 そしてそのまま、いじわるな後輩をぎゅううっと抱きしめる。 「ぎゅ~~~っ」 「ちょ、唯先輩、くるし……っ」 うるさいうるさい!いじわるな後輩には、こうだ!! 「ゆ、唯先輩が『どんとこいです!』って言ったから……!」 「そ、それでも、あんなに言うなんて予想外だよー!!」 「だって、そのほうが唯先輩のためになるかと思って……」 ぬぬぅ。 確かに、あずにゃんのさっきの言葉は、悪意からじゃなかった。聞いただけだと悪意だけど。 でもあの行の長さはないよ。 「……まぁ、ちょっと、言い過ぎたかもです」 「うん」 「でも、後輩にそこまで言われる唯先輩も唯先輩です」 「おぉう」 「さっきから変な声出し過ぎです」 ごめん。なんか癖で。 「どんな癖ですか」 ……それにしても。 「あずにゃん、あったかいね~」 ぶかぶかセーターも、あずにゃんの体温が合わさると、ストーブに打ち勝ちそうな程あたたかい。 よく考えたら、最初っからあずにゃんに抱きついてたらよかったんだよね。あずにゃんあったかいし。 「なんでそうなるんですか」 「え~?だってそのほうが、あずにゃんもあったかいでしょう?」 「む……。……まぁ、ちょっとは」 「ちょっと?」 「うっ……。……と、とっても、あったかい、です……」 うんうん。素直でよろしい。 「じゃーあずにゃんも私のことぎゅ~ってして~」 「へっ!?」 「だって、あずにゃんだけあったかいなんて、そんなの不公平だよ?」 「うぐ……」 ああ、顔が赤いあずにゃん、かわいい。どこかの変態紳士みたいにぺろぺろしたい。 ―――そんなことを考えてにやにやしていると、背中に小さなぬくもりが、ふたつ。 あずにゃんが、恥ずかしそうに、私の背中に手をまわしていた。 すぐ横に、あずにゃんの顔がある。頬が触れる。きっと私が顔を横に向けば、私は簡単にあずにゃんにキスできるだろう。 でも、しないよ。だってまだ夕方だもの。晩ごはん、食べてないもの。 それに、今この状態を自分からやめにしちゃうのは、なんだかすごくもったいない。 いつの間にか肩からはだけ落ちた毛布に気付き、まぁいっかと微笑んだ。 毛布より、ずっとずっとあったかいもの、見つけたから。 ……不意に、ドアがコンコン、と私達を呼んだ。 そのあと、ガチャリとドアが開いて、 「お姉ちゃん、梓ちゃん、晩ごはんお鍋でい…………」 なぜか私達を見て、目を丸くする憂。 そのあと、目は戻るが、顔がどんどん赤くなっていく。 「ご、ご、ごめんなさい!!」 なんで謝るのん。 「ちょ、違、ういーーー!!!」 あ、あずにゃんが離れた。寒い。あずにゃーん。 なぜか赤面し、そのまま部屋を後に走る憂を、愛しのあずにゃんは追いかけた。 よくわからない。なにが『ごめんなさい』なのか。なんで『違』うのか。 「唯先輩は黙っててください!!」 「はぶ」 本日二回目の『黙っててください』を怒り顔のあずにゃんから頂き、私の心は一気に凍るのです。 やっぱり、冬なんか大嫌い。 おわり 可愛い -- (名無しさん) 2014-02-22 16 59 16 可愛い -- (ゆいあず最高) 2017-05-12 00 49 36 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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梓「も、もうちょっと・・・、よし、そのまま・・・、ああ!!なんで持ち上がらないの~!!」 純「もうやめなよ~、あんたもう5000円も使ってるじゃん」 梓「ここまで来たら引き下がれないの!ああっ!また駄目だぁ!」 純「梓にはクレーンゲームの才能無いんだって、諦めなよ~」 梓「違うの!この筐体が悪いの!!」 唯「おや?あずにゃん?」 梓「ゆ、唯先輩?」 純「あ、どもです」 唯「あ~、ゆいあずのフィギュアだね~!あずにゃんはこれ欲しいの?」 純「そうなんですよ、それでムキになってもうかれこれ1時間もやってるんです」 梓「ちょっと、純!勝手な事言わないでよ」 唯「じゃあ、私が取ってあげるよ!」 梓「あっ、別にそこまでして欲しいって訳じゃ・・・」 唯「えーと、じゃあ、あずにゃんの方狙うね?こうやって、ここで押して・・・、ほら取れた!」 梓「い、一発で・・・」 唯「じゃあ、今度は私のを狙ってと・・・、んっと・・・、良し!」 純「おー、凄いッスねー」 唯「あーずにゃん!はい、どーぞ」 梓「え?貰っても良いんですか・・・?」 唯「うん!だって欲しかったんでしょ?」 純「良かったじゃん!」 梓「じゃ、じゃあこっちだけ貰っていいですか?こっちは唯先輩が持っていって下さい」 唯「おおっ!こっちのあずにゃんフィギュアをくれるの?」 梓「あの、ほら、こ、この時の衣装が結構気に入ってたんで欲しかったんですけど、べ、別に自分の顔とか見慣れてるから・・・」 純「梓、微妙に意味分かんない理由になってるよ?」 唯「ありがとね!ちゃんと綺麗に飾っておくよ!あずにゃんに見られながらなら練習も捗りそうだし!」 梓「じゃ、じゃあ私も飾って置かないと駄目ですよね?お互い様って事で」 唯「うん、そうだね!でも、このフィギュア可愛くできてるね~」 梓「そうですね。最近はプライズ物もかなり出来が良いのも多いんですよ」 唯「でも!本物のあずにゃんの方がもっと可愛いんだよ~!」ぎゅー 梓「わっ!こ、こんなとこで抱きつかないで下さい!それに・・・、唯先輩だって本物が一番可愛いです・・・」 純「ねえ、私そろそろ帰っていいかな?」 おしまい 純が空気に!? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 16 59 47 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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可愛い -- (ゆいあず最高) 2017-05-12 00 49 36
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梓「唯先輩、アイスが食べたいです」 唯「珍しいねあずにゃんからおねだりなんて」 梓「たまにはいいじゃないですか」 唯「いいよ♪なに食べたい?」 梓「家にあるんですか?」 唯「コンビニ行って買ってくるよ♪」 梓「なんか悪かったかな…」 (唯『言いだしっぺはあずにゃんだからね♪』) 梓「慣れないことは言うもんじゃないや」 唯「おまたー!」 梓「“せ”まで言ってくださいっ///」 唯「んもーあずにゃんのエッチぃ」 梓「そ、それより早くアイス食べたいです!」 唯「だね♪火照った顔にもちょうどいい熱冷ましになるし♪」 梓「うるっさいです///」 唯「あずにゃんは今抹茶がブームなの?」 梓「なんとなく抹茶が食べたい気分なんです」 唯「しぶいね」 梓「ほっといてください」 唯「憂の分は冷やしとこ♪」 梓「妹想いですね」 唯「憂には世話になってばかりだからね」 梓「自覚はあるんだ」 唯「あるよーそりゃ」 梓「唯先輩のはなんですか?」 唯「チョコチップバニラ」 梓「うまそう…」 唯「食べる?」 梓「ひとくちだけ」 唯「おお!素直だ!」 梓「早くください///」 唯「はいあ~ん♪」 唯「私も欲しいな」 梓「もちろんあげますよ」 唯「あ~んってしてくれる?」 梓「い、いいですとも」 唯「じゃあお言葉に甘えて」 梓「あ、あ~ん///」 唯「あ~ん♪」 唯「もうひとくちあ~ん」 梓「唯先輩だけ不公平です」 唯「じゃあかわりばんこ?」 梓「そうなります…ね」 唯「でもあずにゃん恥ずかしがるからなぁ」 梓「恥ずかしがったら悪いんですか」 唯「ううん、初々しくて好きだけど、疲れない?」 梓「そういう体質なんです///」 唯「美味しかったね♪」 梓「そうですね///」 唯「あずにゃん」 梓「はい?」 唯「これからもおねだりしていいよ?」 梓「……」 梓「いえ、やっぱり今までどおりでいいです」 唯「なんで?」 梓「唯先輩はまだ私に甘えたままでいてください」 唯「それってどういうことかな。私って頼りない?」 梓「そうじゃないけど…」 唯「私だってあずにゃんに甘えてほしいよ」 梓「……」 唯「ダメ…かな?」 梓「はぁ…甘えてほしいと甘えられたら答えるしかないじゃないですか」 唯「やったー♪」 梓「こうなったら全身全霊で甘えてやるですっ///」ガバッ 唯「あずにゃんカモーン♪」ダキ 梓「///」 唯「あずにゃんムリしなくていいよ?」 梓「///」ブンブン 唯「まあ可愛いからいいや♪」ギュ 梓「//////」 fin. 唯「ポカポカ~♪」 梓「たまには日光浴も悪くないです」 唯「お天とさんのお恵みをお肌いっぱいに感じるよ」 梓「いま絶対言いずらかったでしょ」 唯「言ってみたかっただけ」 梓「おふざけですね」 唯「お目が高い!」 梓「謎です」 梓「唯先輩なら光合成できそうですよね」 唯「葉緑体があればなぁー」 梓「一生こうしてられますしね」 唯「よくわかってる~♪」 梓「私は嫌ですけど」 唯「じゃあわたしもいいや」 梓「流されすぎです」 唯「たゆたう水のように」 梓「せいぜい小舟ですよ」 唯「しどい…」 梓「いつまでこうしてるんですか?」 唯「んー死ぬまで?」 梓「まあ悪くはないです」 唯「冗談だよぉ」 梓「知ってますよ」 唯「でも…あずにゃんとならいいかな」 梓「……」 梓「もっと思い出作りましょうよ」 唯「あ~ずにゃ~ん」 梓「なんですかー」 唯「呼んだだけ~」 梓「却下です」 唯「ええ~」 唯「……」 梓「……」 唯「鳥の糞落ちてきたら最悪だね」 梓「ええ最悪ですね」 唯「実は一度だけ」 梓「あったんですか?」 唯「信号待ちしてるところにピャッと」 梓「効果音がキュートですね」 唯「気分は最悪です」 梓「ご愁傷さまでした」 梓「それにしても大きな木ですよね」 唯「この公園で一番大きい木だね多分」 梓「真ん中にぽつんとあるのが余計に目立ちますよね」 唯「でも他の所からじゃ遠くて見えにくいのがポイントだよ」 梓「だからこうやって伸び伸びできるわけですけど」 唯「あずにゃんと初めてピクニックに来たのもここだね」 梓「そうでしたね」 唯「また皆で来ようね♪」 梓「はい♪」 唯「この~木なんの木気になる木ぃ~♪」 梓「えっと…」 梓「みんなが集まる木ですからぁ~♪」 唯「みんながあつ~まるぅ~♪」 唯梓「木ぃ~になるでしょお~♪」 唯「……」 梓「……」 唯「……ぷっくく」 梓「ふふ…くくっ」 唯「あはっ、あはははっ」 梓「あっはは、ははははっ」 唯梓「あはははははははははっ」ケラケラ 唯「はぁ……」 梓「ふ……ふふ」 唯「ぷくくっ…あ、あずにゃんダメだよぉ…」プルプル 梓「ふふ…唯先輩、だってふふふっ」クスクス 唯「はぁ…幸せ」 梓「特になんもしてないですけど」 唯「新鮮な空気に青い空」 梓「ポカポカ陽気に鳥の囀り」 唯「木陰で寄り添う私達」 梓「それ余計です」 唯「えーいいじゃん恋人チックで」 梓「特に恋人らしいこともしてないでしょ」 唯「じゃあチューする?」 梓「しません」 唯「ケチー」 梓「結局したいだけじゃないですか」 唯「眠い……」 梓「唯先輩はそればっかりです」 唯「寝たいときに寝れるって幸せだと思わない?」 梓「まあ確かに」 唯「寝れるって幸せだよ。人に生まれてきてよかったって思うもん」 梓「いちいちオーバーですねぇ」 唯「あずにゃんだってお布団の中に潜ったら幸せな気持ちにならない?」 梓「そりゃもうサイコーですよ」 唯「でしょ?お布団で眠れるなんてサイコーだよ」 梓「…なんか人間サイコーって気分になってきました」 唯「じゃあ叫ぼうよ!人間サイコーー!!!」 梓「ちょっ!なに大声張り上げてんですか!?」 唯「あずにゃんもほら、せーのっっ」 梓「あ、えっと…」 唯梓「人間サイコーーー!!!」 唯「はースッキリ♪」 梓「もうやりませんから…///」 fin. 唯「雨だよぉー」 梓「雨ですね」 唯「なにしよう」 梓「さあ」 唯「迷った時は」 梓「『いいとも』でも見ましょうか」 唯「ぶー」 唯「あずにゃんヒマー」 梓「それが人の家に上がり込んで言う台詞ですか」 唯「だってヒマなんだもーん」ゴロゴロ 梓「平和な脳みそですね」 唯「平和が一番だよぉ」 梓「そうですけど」 唯「う~」 梓「なんですか犬みたいに」 唯「じゃあ餌頂戴」 梓「クッキーでいいですか?」 唯「お勧めでー」 梓「じゃあドッグフード」 唯「あずにゃん犬飼ってたの?」 梓「冗談ですってば」 唯「あ~い~す~」 梓「さっき餌あげたばっかじゃないですか」 唯「べつに食べたいなんて言ってないよーだ」 梓「そういえば冷凍庫にガリガリ君が」 唯「ガリガリ君あるの!?」パァ 梓「確か一本だけ」 唯「じゃあいいよ。あずにゃん食べなよ…」シュン 梓「……」 梓「二人で食べましょうか」 唯「わーい♪」 唯「これって関節キッス?」 梓「気にしたら負けです」 唯「何に?」 梓「……」 唯「誰に?」 梓「……」 唯「あずにゃーん♪」 梓「うるさい…///」 唯「あずにゃんって本当は優しいよね」 梓「どういう意味です?」 唯「そのまんまの意味だよ」 梓「普段は冷めてるってことですか?」 唯「ツンツンしてるよね」 梓「あれはその…」 唯「ん?」 梓「す、素直になれない…だけです///」 唯「ツンデレじゃ!ツンデレがここにおる!」 唯「私ってなんだろう」 梓「唐突になんですか」 唯「あずにゃんは『ツンデレ』だからいいよ」 梓「決定ですか」 唯「じゃあ私のポジションは?」 梓「『天然ボケ』でいいんじゃないですか?」 唯「ひどっ!」 梓「『癒しボケ』でもいいですね」 唯「もやし食べたい」 梓「『萌やしボケ』ですかそれも捨てがたいです」 唯「もうそれでいいよ…」 梓「外ザーザーですね」 唯「帰りたくないー」 梓「泊まっていきますか?」 唯「じゃあ憂に連絡しよ♪」 梓「決断はや…」 唯「もしもしういー?今日ねーあずにゃん家に 梓「憂はなんて?」 唯「あずにゃんに迷惑かけないようにって」 梓「どっちが姉だか」 唯「私だよ?」 梓「知ってますけど」 唯「憂はできた子だよ♪」 梓「少しは見習ってほしいです」 唯「えへへ~///」 梓「褒めてませんから」 fin. ほのぼのした! -- (名無しさん) 2010-08-26 23 22 02 おいらも抹茶アイス食べた(笑) -- (名無し) 2013-06-16 16 38 36 >唯「おまたー!」これには吹いたwwww唯ちゃん、大人になったよ(笑)あずにゃんまだお子ちゃま(笑)(^^) -- (名無し) 2013-07-30 14 27 30 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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「あずにゃーん、にゅーすにゅーす!」 音楽室に入るなり、そういいながら唯先輩が抱きついてきた。 いつもなら一応ワンテンポ置いてからなのに、いきなりこう来るということは何かいいことがあったという事ですか。 「そうだよ~りっちゃん!」 「おう!ええとだな…この記事によると」 ああ、確かまた私たちのグッズが出るとか…まだ話しか聞いてませんけど。それに載ってたんですか。 「どうやら唯と梓が合体するらしいぞー」 「がったい!」 そうですか、唯先輩と合体ですか― ―え? ちょままままままま、待ってください!な、なんていいました? 「…?いやだから、唯と梓が合体―」 ―なななな、何考えてるんですかっ!破廉恥にも程があります! 大体けいおん!は全年齢対象のはずで― 「…いや、ヒートしてるとこ悪いんだが…」 ばさっと律先輩が、私のほうに雑誌を放ってくる。 だ、駄目ですよ!見ませんからね!そもそも私はまだ18歳以下ですし…でもそういうのに興味のあるお年頃でもあるんです。 ―唯先輩と私の合体…ドキドキ。 「…って!そういう意味ですか!もう、勘違いさせないでくださいよ!」 「何で勝手に勘違いされて怒られなきゃいけないんだよ…」 「あ、す、すいません」 確かに律先輩は何も悪くない。私が勝手に―でも、あんなこと言われたら、私がそう勘違いしてしまうなんてわかりそうなものじゃないですか― ―って、それもない。というか冷静になったら、私なんて勘違いして― 「あーずにゃんっ」 「にゃあうっ!」 不意に私に抱きついていた先輩が、ぎゅっとその力を強めてくる。 ―駄目、駄目です!今そんなことされたら―そっち方面に動いちゃった思考のまま、先輩に― 「えへへ~あずにゃん、合体だよぉ」 「う…あぅ…」 こんなにもぎゅっとされたら―駄目、もう意識が― 「何か今日のあずにゃん、反応よくて可愛いよぅ…すりすり~」 ―それは、止めのつもり…ですか…きゅう… 「あれ。あずにゃん?あずにゃーん!」 唯先輩の少し慌てたような声と共に、私の意識はゆっくりと薄れて行った。 目を開けると、鼻先に唯先輩の顔があった。 「な…むぎゅ」 「駄目だよー保健室だから、静かにしなきゃ」 思わず大声を上げようとして、むぎゅっと胸を顔に押し付けられて妨げられた。 おそらくはベッドに寝転ぶ私をぎゅーと先輩が抱きしめている形。 ―いったいどうしてこんな状況に…?。 「急に気を失ったから、保健室まで運んできたんだよ」 「ああ…そういえば。先輩が運んできてくれたんですか?すみません、お手数おかけして」 「いいよ~そんなの。それより、目が覚めてよかったよぉ。ずっと目を覚まさなかったから、心配したんだよ?」 「あ…すみません」 ちらりと時計に目を走らせると、私が気を失った時間から既に一時間以上は経過しているようだった。 ―ひょっとして、唯先輩はずっと私に着いてくれていたんですか? 「うん~」 「ありがとうございます…」 ―ときに、いつになったら放してもらえるんですか? こうして会話しながらも、唯先輩はずっと私を抱きしめたままだった。声を出せるくらいの隙間は空けてもらってるけど。 「?何で放すの?」 ―へ? どうしてそこで疑問で返されないといけないんだろう。そういえば、さっきの先輩の返答、この状況については説明してない。 ―ええと、看てくれていたことは嬉しいんですけど…どうして抱きついているんですか? 抱きつくというか、仰向けに寝転んでいる私の上に先輩がいるから―つまり押し倒されているような。 「だってあずにゃん、さっき言ってたよね?」 ―え?何を…? そういった瞬間、とあるフレーズが頭に蘇ってきた。いやでも、だってあれは―まさか唯先輩が、そんな― 「私と合体、したいんだよね?」 ―嘘、先輩、本気…?だって唯先輩はさっき、その意味を知らない素振りで― だけど唯先輩の眼差しは真剣。真っ直ぐと私を見つめている。そこから読み取れるのは―それしかない。 ドキドキと心臓が鼓動を早める。だって、こんないきなり―こうなるなんて思わない。 「ここなら大丈夫だよ…今誰もいないし。保険の先生も、あと一時間は戻ってこないんだって」 外堀も、ちゃっかり固められてる。元々私の腕も脚も先輩にがっちりはさみ困れてて…逃げようがない。 ―ううん、そもそも私、逃げようなんて…思ってない? そう、そもそも最初に勘違いしたのは私の方だし―つまりは、私も先輩と―… 「大丈夫だよ、あずにゃん。何も言わなくても…私のせいにしちゃっていいから」 ―駄目です、その優しさは…ずるいです。そう言われると― 「…したいです。先輩と…合体」 ―こう言わざるを、得ないじゃないですか。 先輩は、にこりと笑う。予想通りって笑顔。先輩は何も知らない顔をして、こういうところはすごく策士だと思う。 「じゃあ、するよ?」 私をぎゅっとしていた腕を解いて、先輩の手が私の頬に触れる。ふんわり暖かいはずのそれが、今はとても熱い。 ああ、いよいよなんだ。私はきゅっと目を閉じて、その瞬間を待つ。瞼の向こう、先輩の気配が少しずつ近付いてくる。 そして、そうっと私の唇に触れた。 それはまだ少し強張っていた私の緊張をあっさり解いて― これから始まる時間を一瞬でも逃さぬようにと、体中の細胞が開いていくような感覚がゆっくりと、だけど確実に私を包み込んで行った。 「はい、おしまい!」 ―へ? 「どうだった、あずにゃん~」 あっけらかんと笑う先輩は、あっという間にいつもの先輩になってた。 いや、いつものでも可愛くてかっこいいんですけど―いやいや、それは置いておいて。 ―今、なんていいました? 「へ?どうだったって」 ―その前です。 「おしまい?」 ―ええ、それです。 「おしまいはおしまいだよ~ちゃんと合体したし。ちゅって」 ―ん? ちゅって…って。ひょっとして、先輩が言う合体って…キスのこと? 「あ、あずにゃん?ど、どうしたの?」 ―ええ、どうもしてませんよ。ただこの溢れる憤りをどう発散したものかと。 「え、ええと…そ、それじゃ私そろそろ帰るねっ?」 ひょいっと逃げようとする先輩を、がしっと捕まえる。 「ひゃうっ」 ―ええ、確か後一時間は保険の先生帰ってこないんですよね? 「ひゃう…そうだけどぉ…」 ―オッケーです。それだけあれば十分です。 折角の機会ですし―た~っぷり教え込んであげます! ―あ、こっから先はカメラ立ち入り禁止ですから。悪く思わないでくださいね? (終わり) てっきりこうだと思った。↓ 唯『あずにゃんピンチだよ……』 梓『くっ……。律先輩のデコにあんなに力があったなんて……。眩しすぎるです』 澪『ヤツのデコは伊達じゃないからな』 紬『ガンダムのソーラレイシステムの何兆倍もあると計測が出たわ』 律『わっはっは〜♪これでサクラけいおんズは負けたのだ〜。唯澪紬梓、私に膝まづけぇ〜』 さわちゃん『こうなったら方法はひとつよ!!』 唯澪紬梓『!?』 さわちゃん『唯ちゃんと梓ちゃんが合体するの!』 唯『合!』 梓『……体!?』 紬『確率は0.0001%よ……』 澪『ムリだ……』 律『わっはっは!何をムダなことを!世界は我がでこちん帝国が支配するのデコ〜』 澪『デコ遺伝子に律は乗っ取られた……(涙)』 紬『澪ちゃん……』 唯『あたしやるよ!』 澪紬『!?』 梓『唯先輩!』 さわちゃん『……あなた達に賭けるわ』 唯『あずにゃん!』 梓『唯先輩!!』 唯梓『超軽音合体!!!』 律『なに合体……デコ!?』 さわちゃん『いまふたりの心と身体はひとつに……なる』 澪『ふたりが……』 紬『……ひとつに(鼻血)』 唯梓『超軽音戦士!唯梓あらため……サウンドユズ!!』 律『……』 -- (名無しさん) 2010-08-11 06 12 27 ↓BGMは『勇者戦士グランブレイバー』なんかでどう? -- (名無しさん) 2010-08-11 18 02 59 コメントながw -- (名無しさん) 2010-11-09 05 35 21 唯「これがあずにゃんの大いなる力……」 梓「へ?あたしですか、にゃ!?」 唯「アズごーかいおー!合体!!」ガシィン 梓「にゃあ〜!唯センパイ……重たい」 某海賊戦隊の赤「あれは大いなる力じゃないな、行くぞ」 唯「あずにゃんたら、失礼だよ」プンプン! -- (名無しさん) 2011-05-28 17 25 57 なぜそこで止めるんだ…続きはよ -- (名無しさん) 2014-08-27 22 48 40 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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「あずにゃ~ん、ひざ~」 「またですか…もう」 そんな台詞と共に、唯先輩はどさっと私の膝の上に倒れこんできた。 正確には太腿の上だけど。先輩は私の太腿にぴたっとほっぺを当てて、ふにゃふにゃと気持ちよさそうな声を上げてる。 「もう、いい加減にしてください」 「だって~あずにゃんの膝枕、気持ちいいんだもん。やめられないよ~」 唯先輩は頭を太腿の上に乗っけたまま、私の腰に手を回し、きゅっとしてくる。 正直なところ、気持ちいい。元から先輩にきゅっとされるのはなんだか心地よくて好きだったんだけど、この姿勢もやっぱり悪くないと感じてる。 ティータイムの後のこれが日常になったのは、一体いつからだったのだろう。私は無意識に先輩の頭を撫でたりしつつ、その日のことを思い返していた。 満腹になった先輩が、私の膝に倒れこんできてふんにゃりしてて…それがあまりに可愛かったものだから、そうっと撫でたりしていたら寝付いちゃって。 結局部活時間が終わるころようやく目を覚ましてくれて、ぐっすり眠れたよ、ありがとうあずにゃん、ってにっこり笑って。 それがいけなかったのか、すっかり先輩は味を占めてしまい、すっかりこれを当たり前と思い込んでしまって… ―今日こそは、それをやめてもらおうと思ってたのに、なんで私はまた、先輩を跳ね除けたりせず、こうして頭を撫でたりしてるのか。 はあ、と溜息をつく。実際のところ、それが難しいことだとはわかっていた。こんな幸せそうな顔をしている先輩に、お預け!と告げるのはあまりに難しい。 「あーずにゃ~ん…」 ごろごろと膝の上で丸くなろうとする―実際はサイズ的に不可能だから、あくまでそういう真似をするだけだけど―唯先輩は、本当に上機嫌そのものの表情。 そんなに気持ちいいのかな、と私はふと思ってしまう。 自信の発育の悪さは不本意ながら自覚するところで、別にそこまで気にしたことは無かったけど―そう、唯先輩くらいにふっくらした太腿ならともかく、私の貧相な太腿で本当に気持ちいいのかな、と疑問に思ったりもする。 唯先輩くらいのふっくらした―そこでちらりと私の視線は動いた。黒タイツに包まれた、柔らかそうな太もも。あれに頬を埋められたら、どんなに気持ちいいことだろう― ―って、私は何を考えてるんですか。 ぶんぶんと首を振る。そもそも、先輩がこんなことしてくるから、私まで変なこと考えちゃうんです。 やっぱり今日言おう。そうだ、ただでさえティータイムで圧迫されてる練習時間が、これのおかげで更に短くなってるんだ。 もうやめてください、って言わなきゃ。 「唯先輩!」 「ひゃ、な、なに?あずにゃん」 ぴしっと、そういってやらなきゃ。突然声を上げた私に、びっくりした表情の唯先輩に、私は容赦なく続ける。 「私にも膝枕してください!」 「へ…?う、うん、いいけど…?」 びっくりからきょとんに表情を変えて、唯先輩はむくりと私の膝から顔を上げた。ようやくやめてくれた、と私は残念さと達成感を織り交ぜた溜息をついて― 「はい、あずにゃん」 と、にっこり笑いながらぽんぽんと太腿を叩いて見せた唯先輩に、首を傾げることになった。 ―いや、というより、私はさっきなんて言ったのだろう。 記憶を再生し、それにたどり着いたところで、私の頬はぽんっと蒸気をあげた。 ―何を言ってくれてやがるんですか、私! 「ち、違うんです、唯先輩、さっきのは…!」 「そうだよねー私も思ってたんだ。いつもしてもらってばっかりじゃ悪いから、あずにゃんにもしてあげよって」 「い、いえ、ですから―!」 「もー、今更恥ずかしがらなくっていいんだよ、ほら」 唯先輩の腕がすいっと伸びて、私をぎゅっと捕まえると、そのまま抱え込むように太腿の上へと倒しこんでしまう。 抵抗しようにも、唯先輩の頭の中ではすっかりそういうことになっているらしくて―もうこうなったら、私の言い分なんて聞いてくれそうにない。 それに実際―私もそうしたいって思ってしまってたわけだし。でもでも、まさか本当にそうなってしまうなんて思いもしなくて。 「ひゃ…」 その瞬間、思わずそんな声が漏れていた。声、というかびっくりした肺から絞り出されたような、そんな音。 「あ、あずにゃん?」 ぴたっと動きを止めてしまった私に、唯先輩が心配そうな声を上げる。だけど、今の私にそれに答えるような余裕なんて欠片も存在しなかった。 いつだったか、確か憂が言ってたっけ―お姉ちゃんの膝枕、すごいんだよ。天国ってあんな感じかなって思えるくらい―確かそう微笑みながら話してくれた。 そのときの私はいつもの憂フィルターだと思って、笑い流していたんだけど―今それが大げさでもなんでもなく、ただ事実を述べていただけだと思い知らされた。 ―何これ…私、こんなの知らない… ふわりと、まるでマシュマロみたいな柔らかさと暖かさ。タイツ越しとは思えないほどの、しっとりとした心地よい肌触り。ふんわりと鼻腔をくすぐる優しい匂い。 その全てが私の意識を溶かそうと包み込んでくる。包み込まれて、絡め取られて、もう一歩たりとも逃げられなくなってる。 むしろ、自らその中に飛び込んでしまおうとしているような―ううん、そのままなんだろう。 私の手は知らない間にぎゅっと唯先輩の腰に回されていて、僅かな距離さえもその間に許さないようにってぎゅっとしがみついている。 「ふふ、あずにゃ~ん…」 先輩の甘い声が、鼓膜を撫でる。とんと背中に手を当てられて、体がぴくりと震える。何だか、すごく敏感になってる。 ふいっと、頭頂部に近付く気配。先輩の手だ。いつも私がそうしているように、私の頭を撫でようとしているのか。 駄目、今そんなことまでされたら―私。 内心、必死に嘆願するものの、先輩の手は止まってくれるはずもなく、それどころか私の体も動いてくれなくて。 ふわりと優しく、先輩の手が私の頭に触れた。 「にゃ…あ…」 耐え切れず、そんな声が漏れる。まるで猫みたいな声。 「ふふ、あずにゃん、猫さんだね~」 なでりなでりと、先輩の手が私の髪を撫でていく。既に私はどうにかなってしまっていたけど、それは更に上へ上へと私を導いていくようで。 「にゃあ…」 また声が漏れる。私の意志に関わらず…ううん、ひょっとしたら私の気付かないその意志に沿うように。 猫みたいな声、ううんきっとそうなんだろう。こうしている私は、もうとっくに先輩の猫に、なってしまってるんだから。 そう、私は先輩の猫。ゴロゴロと喉を鳴らして、先輩の懐の中、頭をこすり付けて甘える猫。 ―だから先輩、もっともっと可愛がってくださいね。 そうして私はもう一度、甘えるように小さな鳴き声を上げた。 ぽかんとこちらを眺めていた三人の視線に気が付き、死ぬほど後悔させられたのは余談ということにしておくけど。 ああもう、全部唯先輩が悪いんですからね! 私が「梓、ひざー」とか言ったらきっとニーが飛んでくるんだろうなー -- (純) 2010-07-31 03 48 52 純・・・憂に頼んでみれば? -- (名無しさん) 2010-08-29 22 55 39 そうだね。憂なら(うん♪いいよ純ちゃん!)って感じでやってくれるよ。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-24 21 59 51 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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もしも、ゆいあずが漫才をやったら 「それでは次の方です。ゆいあずのお二人です。どうぞ!」 唯「ど~も~! 平沢唯です!」 梓「中野梓です」 唯「2人あわせて!」 唯「ゆい!」 梓「あず!」 「で~す!」 梓「さて、これから私たちが数分ぐらいですかね? 話していくんですけど……」 唯「実はですね、私たちにネタとかつくってないんですよ。えぇ」 梓「だいたい思ったことをそのまま言いだすのが私たちの漫才なのでよろしくお願いします」 唯「まぁ、ラジオのような感じだよね!」 梓「そうですね、そんな雰囲気だと思います」 唯「じゃあ、時間も無いので何か話題でも決めますか」 梓「そうしますか。と、いってもすぐに話題なんて出て来ないので……、じゃん!」 「ゆいあずBOX、カモーン!」 唯「これはですね、話題になりそうなキーワードを書いていれてある箱です」 梓「これを引いて、それに関する話題を話していこうと思います」 唯「じゃあ、どっちが引く?」 梓「今日は唯先輩でいいですよ」 唯「それじゃあ、遠慮なく……」ガサゴソ 梓「何ですかね?」 唯「じゃん! え~っと? ”最近買って損したなぁってものは?”」 梓「何かありますか?」 唯「そうだねぇ……。最近あんまり買い物してないから……」 梓「最近じゃなくてもいいですから、何かないですか?」 唯「う~ん……。あ、それなら3か月前に買ったTシャツがちょっと損したかも」 梓「どんなのですか?」 唯「3か月前に行きつけの洋服店でセールがやっていてね? そこで”あい・せんし”って書いてあるシャツを見つけたの」 梓「それって愛する戦士って書いて”愛・戦士”ですか?」 唯「違う違う。哀しみの方の哀で、”哀・戦士”って書いてあった」 梓「何でそんなものを……」 唯「何でって、安かったしなんとなくかっこいいかなぁって」 梓「そうですか……」 唯「確か福袋みたいにいくつか入っているやつで、3980円だった」 梓「シャツにしては高くないですか?」 唯「いやぁ、これでも安い方だよ」 梓「もう、あんまり無駄遣いすると食費とかなくなっちゃいますから、気をつけて使ってくださいね」 唯「は~い。あ、話を戻そうか」 梓「すみません。続けてください」 唯「それで家に帰って買ったものを開けてみたの。そしたらいくつかサイズが合わないシャツがあって着られなかったんだよ」 梓「あぁ~。それは失敗ですね……」 唯「まぁ、”哀・戦士”は着られたからよかったけど、いい柄のシャツもあったしもったいないなぁって思ったからあずにゃんのタンスに入れておきました!」 梓「私のタンスにあれ入れたの唯先輩ですか!? どうりで買った覚えのないシャツがちらほらとあると思いました……」 唯「だって、サイズもぴったりだし丁度いいかと思って……」 梓「それでもあれはちょっと……」 唯「えぇ~? あれかわいいじゃん!」 梓「だって胸に大きく”おかめ”ってかいてあるんですよ? どこがかわいいんですか!」 唯「かわいいと思うんだけどなぁ……」 梓「そんなことないですよ。ねぇ?」 唯「じゃあ”おかめ”がかわいいと思う人! はーい!」 梓「ちょ、何でみんな挙げているんですか……」 唯「ほらぁ、挙げている人いるよ?」 梓「じ、じゃあ”おかめ”は無いだろうって言う人!」 唯「……だれも挙げないね」 梓「なんでですか!」 唯「あずにゃんが”おかめ”って服をしょうがないですねぇなんて言いながら恥ずかしながらも着るからかわいいんだよね」 梓「な、何言っているんですか! もう!」 唯「だってみんなはそういうの求めていると思うよ?」 梓「そんなの唯先輩だけですよ……」 唯「そんなことないよ。ねぇ?」 ワアアアアァ! 梓「も、もう! 何でこんなに盛り上がっているんですか!」 唯「あずにゃんはかわいいからねぇ」 梓「もう、またそんなこと言う……」 唯「ちなみに私は”ひょっとこ”って書いてあるの持ってるよ」 梓「……何で持っているんですか」 唯「何ででしょう?」 梓「はぁ……。もういいです」 唯「お似合いだと思うよ? 私たち」 梓「……っ!? え、あっ/// ちょっと、唯先輩!」 唯「何?」 梓「も、もしかして、”おかめとひょっとこ”って意味知ってます?」 唯「意味? 何のことかな~?」 梓「ご、ごまかした!」 唯「とりあえず私たちはそういう関係ですので、今後ともよろしくお願いします」 梓「違います! 違いますからね!? みなさん誤解しないで下さいね!?」 唯「もう、そんなこと言っちゃって。本当は嬉しいくせにぃ~」 梓「もう、やってられないです!」 唯「あずにゃんも怒っちゃったし、今日はこのへんで失礼します。それじゃあ!」 パチパチパチパチ~! 「いやぁ、ちょっと新しい感じですね」 「一応確認しておきますけど、唯さんと梓さんはどういう関係ですか?」 「今のところ秘密、ということになっています」 「そんなこと言っても、だいたい予想付きますけどね」 「ちょっと裏の方から”違いますよ~!”って声が聞こえてきましたが」 「ふたりとも末永くお幸せにとでも言っておきましょうか」 「以上、ゆいあずのお二人でした!」 おしまい! 哀・戦士www -- (名無しさん) 2012-09-02 19 12 12 漫才でもラブ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 16 19 36 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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「すきあり!」 一体私の何処にどの類の隙があったのか問い詰めたい気分にも駆られたけど。 だけどそんなことに意味は無いんだろう。おそらくこの人のことだから、なんとなく気分でそういう台詞を口にしただけに過ぎないんだと思う。 とりあえず、それより今問題にすべきなのは、私が今もぐりこもうとした寝袋に唯先輩が入り込んでしまったということ。 「何やってるんですか」 本当に何やってるんですか、だ。しかも今まで芋虫状態だったはずなのに、器用に一瞬で脱皮して私の寝袋に収まってる。 ヤドカリの宿替えですか。本当に変なところですごさというか器用さを発揮するから困る。 「この寝袋はいただいた!」 「いただいてどうするつもりなんですか」 「それはね!……あれ?」 「考えてなかったんですね」 えへへと照れくさそうに頷いて見せる先輩に、私は本当にこの人らしいと苦笑してしまう。 困らせられたり呆れさせられたり、時に怒ったりもするけど、だけど結局私はこの人のことを憎めないらしい。 それどころか、その真逆の感情を抱いていたりもするらしい。 「まあ、いいですけど。じゃあ、ちょっと場所空けてください」 「え?」 そう告げて、私は私の寝袋に入り込む。少し狭くはあるけど、大人一人用の寝袋。入れないということも無い。 「な、なんで私の寝袋に入ってくるの?」 「何言ってるんですか、これは私のです」 「そ、そうだけど……」 寝袋の中私にぴたっとくっつかれて、唯先輩は恥ずかしそうに頬を染めて困ったようなはにかんだような笑みとも取れない表情を浮かべている。 この人は普段は抱きついてきたり頬擦りしてきたり過剰なスキンシップを無造作に取ってくるくせに、いざ自分がされる側になると本当に弱い。 そうしてこういうときの唯先輩は、からだの芯からじわじわっと熱くなってしまうくらいに、可愛い。 だから結局は、私はこの人にそういう想いを抱いてしまう。憎むとか、嫌うとか、そういうのの真逆の感情。 一つ一つ、そういう他の誰も知らない唯先輩の貌を見つけていくたびに、それはどんどん強くなっていく。 今となってはもう、こうして一つの寝袋の中寄り添って眠ることを心地いいと思うくらいに。 「唯先輩?」 「な、なに?」 名前を呼んで返ってくる先輩の声は震えていて、ぎゅっと最近柔らかさを増した胸に押し付けた私の耳にはBPM120くらいの鼓動が聞こえていて。 先輩が緊張してるってことが伝わってくる。窮屈な寝袋に包み込まれて、いつもよりずっと密着しあっている私のことを意識してくれているってことを教えてくれる。 「先輩は、可愛いですね」 「かわ……っ。そ、そんなことないもん」 「ありますよ。本当に可愛いです」 畳み掛けると、唯先輩は何も言えなくなって小さく唸るだけ。 「あずにゃんのほうが可愛いもん」 そしてぼそぼそとそう返してくる。きっと反撃のつもりなんだろう。普段散々言われ続けて、聞きなれている私には今更な台詞なのに。 だけどまあ、それでも嬉しいとは思うんですけどね。本当に、唯先輩は可愛い人です。 可愛くて、可愛すぎて、もっと好きになって、好きになりすぎてどうにかなってしまうくらいに。 「じゃあ、証明してあげます。唯先輩が可愛いってこと……」 そしてどうにかなってしまった私は寄り添って眠るだけじゃもう満足できなくなって、僅かなスペースの中先輩の肌を這わせるように指を動かしていく。 「え、ええ?」 私の言葉と与えられる感触に戸惑いの声を上げる唯先輩に、私は顔を上げるとそうっと口付けをしてあげた。 そういうことですよって教えるために。 「あ、あずにゃ……っ」 「嫌だったら言ってくださいね……すぐ止めますから」 顔を真っ赤にして、だけど抵抗する素振りも見せない唯先輩に私は小さく優しく笑って見せると、また少しずつ指を動かしていく。 その度に鼓膜を打つ今まで聴いたことのなかった唯先輩の声に、ああきっと朝になったらこの人のことを今よりもずっと好きになってるんだろうなと。 そんな予感を浮かべた。 必死に何も聞こえない振りをする律澪と、集音マイク張りに耳を澄ますムギが浮かんだw -- (名無しさん) 2010-08-24 19 31 00 これは良い微エロ -- (名無しさん) 2010-08-27 11 01 05 これはときめく -- (名無しさん) 2010-12-19 15 20 50 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 2』というスレに投下されたものです http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1247988782/l50 645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/01(火) 04 54 36 ID kfyhTLuN 「あずにゃーん、にゅーすにゅーす!」 音楽室に入るなり、そういいながら唯先輩が抱きついてきた。 いつもなら一応ワンテンポ置いてからなのに、いきなりこう来るということは何かいいことがあったという事ですか。 「そうだよ~りっちゃん!」 「おう!ええとだな…この記事によると」 ああ、確かまた私たちのグッズが出るとか…まだ話しか聞いてませんけど。それに載ってたんですか。 「どうやら唯と梓が合体するらしいぞー」 「がったい!」 そうですか、唯先輩と合体ですか― ―え? ちょままままままま、待ってください!な、なんていいました? 「…?いやだから、唯と梓が合体―」 ―なななな、何考えてるんですかっ!破廉恥にも程があります! 大体けいおん!は全年齢対象のはずで― 「…いや、ヒートしてるとこ悪いんだが…」 ばさっと律先輩が、私のほうに雑誌を放ってくる。 だ、駄目ですよ!見ませんからね!そもそも私はまだ18歳以下ですし…でもそういうのに興味のあるお年頃でもあるんです。 ―唯先輩と私の合体…ドキドキ。 「…って!そういう意味ですか!もう、勘違いさせないでくださいよ!」 「何で勝手に勘違いされて怒られなきゃいけないんだよ…」 「あ、す、すいません」 確かに律先輩は何も悪くない。私が勝手に―でも、あんなこと言われたら、私がそう勘違いしてしまうなんてわかりそうなものじゃないですか― ―って、それもない。というか冷静になったら、私なんて勘違いして― 「あーずにゃんっ」 「にゃあうっ!」 不意に私に抱きついていた先輩が、ぎゅっとその力を強めてくる。 ―駄目、駄目です!今そんなことされたら―そっち方面に動いちゃった思考のまま、先輩に― 「えへへ~あずにゃん、合体だよぉ」 「う…あぅ…」 こんなにもぎゅっとされたら―駄目、もう意識が― 「何か今日のあずにゃん、反応よくて可愛いよぅ…すりすり~」 ―それは、止めのつもり…ですか…きゅう… 「あれ。あずにゃん?あずにゃーん!」 唯先輩の少し慌てたような声と共に、私の意識はゆっくりと薄れて行った。 646 :合体ゆいあず2/3:2009/09/01(火) 04 59 29 ID kfyhTLuN 目を開けると、鼻先に唯先輩の顔があった。 「な…むぎゅ」 「駄目だよー保健室だから、静かにしなきゃ」 思わず大声を上げようとして、むぎゅっと胸を顔に押し付けられて妨げられた。 おそらくはベッドに寝転ぶ私をぎゅーと先輩が抱きしめている形。 ―いったいどうしてこんな状況に…?。 「急に気を失ったから、保健室まで運んできたんだよ」 「ああ…そういえば。先輩が運んできてくれたんですか?すみません、お手数おかけして」 「いいよ~そんなの。それより、目が覚めてよかったよぉ。ずっと目を覚まさなかったから、心配したんだよ?」 「あ…すみません」 ちらりと時計に目を走らせると、私が気を失った時間から既に一時間以上は経過しているようだった。 ―ひょっとして、唯先輩はずっと私に着いてくれていたんですか? 「うん~」 「ありがとうございます…」 ―ときに、いつになったら放してもらえるんですか? こうして会話しながらも、唯先輩はずっと私を抱きしめたままだった。声を出せるくらいの隙間は空けてもらってるけど。 「?何で放すの?」 ―へ? どうしてそこで疑問で返されないといけないんだろう。そういえば、さっきの先輩の返答、この状況については説明してない。 ―ええと、看てくれていたことは嬉しいんですけど…どうして抱きついているんですか? 抱きつくというか、仰向けに寝転んでいる私の上に先輩がいるから―つまり押し倒されているような。 「だってあずにゃん、さっき言ってたよね?」 ―え?何を…? そういった瞬間、とあるフレーズが頭に蘇ってきた。いやでも、だってあれは―まさか唯先輩が、そんな― 「私と合体、したいんだよね?」 ―嘘、先輩、本気…?だって唯先輩はさっき、その意味を知らない素振りで― だけど唯先輩の眼差しは真剣。真っ直ぐと私を見つめている。そこから読み取れるのは―それしかない。 ドキドキと心臓が鼓動を早める。だって、こんないきなり―こうなるなんて思わない。 「ここなら大丈夫だよ…今誰もいないし。保険の先生も、あと一時間は戻ってこないんだって」 外堀も、ちゃっかり固められてる。元々私の腕も脚も先輩にがっちりはさみ困れてて…逃げようがない。 ―ううん、そもそも私、逃げようなんて…思ってない? そう、そもそも最初に勘違いしたのは私の方だし―つまりは、私も先輩と―… 「大丈夫だよ、あずにゃん。何も言わなくても…私のせいにしちゃっていいから」 ―駄目です、その優しさは…ずるいです。そう言われると― 「…したいです。先輩と…合体」 ―こう言わざるを、得ないじゃないですか。 先輩は、にこりと笑う。予想通りって笑顔。先輩は何も知らない顔をして、こういうところはすごく策士だと思う。 「じゃあ、するよ?」 私をぎゅっとしていた腕を解いて、先輩の手が私の頬に触れる。ふんわり暖かいはずのそれが、今はとても熱い。 ああ、いよいよなんだ。私はきゅっと目を閉じて、その瞬間を待つ。瞼の向こう、先輩の気配が少しずつ近付いてくる。 そして、そうっと私の唇に触れた。 それはまだ少し強張っていた私の緊張をあっさり解いて― これから始まる時間を一瞬でも逃さぬようにと、体中の細胞が開いていくような感覚がゆっくりと、だけど確実に私を包み込んで行った。 647 :合体ゆいあず3/3:2009/09/01(火) 05 00 13 ID kfyhTLuN 「はい、おしまい!」 ―へ? 「どうだった、あずにゃん~」 あっけらかんと笑う先輩は、あっという間にいつもの先輩になってた。 いや、いつものでも可愛くてかっこいいんですけど―いやいや、それは置いておいて。 ―今、なんていいました? 「へ?どうだったって」 ―その前です。 「おしまい?」 ―ええ、それです。 「おしまいはおしまいだよ~ちゃんと合体したし。ちゅって」 ―ん? ちゅって…って。ひょっとして、先輩が言う合体って…キスのこと? 「あ、あずにゃん?ど、どうしたの?」 ―ええ、どうもしてませんよ。ただこの溢れる憤りをどう発散したものかと。 「え、ええと…そ、それじゃ私そろそろ帰るねっ?」 ひょいっと逃げようとする先輩を、がしっと捕まえる。 「ひゃうっ」 ―ええ、確か後一時間は保険の先生帰ってこないんですよね? 「ひゃう…そうだけどぉ…」 ―オッケーです。それだけあれば十分です。 折角の機会ですし―た~っぷり教え込んであげます! ―あ、こっから先はカメラ立ち入り禁止ですから。悪く思わないでくださいね? (終わり) すばらしい作品をありがとう
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ガチャ 梓「お疲れ様です」 唯「あーずにゃーんっ!!」ギュムー 梓「わっ…とと。もう、出会い頭に抱きつかないでくださいよ唯先輩!」 唯「あ。……こちょこちょこちょー」 梓「っ!? ひっ、きゃはっあははははぁっ!!」 唯「こちょこちょこちょこちょー!」 梓「ひひぃ、あはっ! やはっ、やめてくださいぃっ!」ドンッ 唯「ああんっ」 梓「はぁ、はぁ、はぁ……何なんですか、いきなり。何考えてるんですか」 唯「いやー、実はこれにはふかぁーい事情があってですね」 梓「どんな事情があったら唯先輩が私をくすぐるようになるんですか!!」 唯「あっ、また!」ガバッ 梓「えっ? ちょっ何を」 唯「こちょこちょこちょー」 梓「ふひゃはっひひひははははっ!!」 唯「ううっ、ごめんねあずにゃん」コチョコチョ 梓「だったあはっ! ひぃ、やはぁめてぇぇぇぇ!!!」ジタバタ ゴツン 梓「はあっ、はあっ……怒りますよ!?」 唯「すみましぇぇん……」ドゲザ 梓「もう、今回だけですからね。それで、なんで急にこんなことを?」 唯「実は私、催眠術をかけられちゃったんだぁ」 梓「……は?」 唯「だからね、私は今『さいみんじょうたい』なのです!」 梓「またわけのわからないことを言って……」 梓「それが何で私をくすぐることになるんですか?」 唯「暗示だよ!」 梓「暗示?」 唯「そう、暗示! ある言葉を聞いたらこうしなさい、って感じのやつをかけられたんだよ!」 梓「はあ」 唯「それでぇ、そのワードなんだけどぉ……」 梓「……いえ、それより誰がそんなことをやったんですか」 唯「え? なんで?」 梓「何にせよその人に暗示といてもらえばいいわけですよね?」 唯「待ってよあずにゃん、その前にどんな暗示がかけられてる、とか聞きたくない?」 梓「別にいいです。だって余計なこと言ったらまた唯先輩にくすぐられるので」 唯「あっ」 梓「えっ」 唯「言ったー!!」ガバッ 唯「こしょこしょこしょこしょー!!」 梓「ひゃめっへへっ!! ひひいひははははひゃははっ!!!」 梓「ぁっ……はぅぅ……」グッタリ 唯「頭のいいあずにゃんはもうわかったかな」 唯「あずにゃんが『唯先輩』って言うとね、体が勝手にあずにゃんをこちょこちょしてしまうんだよねー」 唯「まさに悲劇っ!!」 梓「……その割にはずいぶんノリノリじゃないですか、ゆ」 唯「」ピクッ 梓「ん、うん゛! ……先輩は」 唯「いやあ、敏感なあずにゃんが可愛くって!」 梓「やられる側の身になってください……」フイッ 唯「せなか、つーーっ♪」 梓「ぁひィんっ!」ビクンッ 唯「おおっ」 梓「……」ジトー 唯「えへー、ついつい」 唯「あずにゃんや」 梓「なんですか。……先輩」 唯「今のままじゃ私のことを呼びにくいだろうよ。さて困ったね!」 梓「ゆ、……あなたがくすぐるのをやめてくれたら手っ取り早いんですけどね」 唯「催眠術にかかってるから無理なんだってばあ」 梓「はいはい」 唯「思えばそもそもおかしかったんだよ。私とあずにゃんはもはや先輩後輩の関係じゃない!」 梓「はあ……」 唯「だから、これを機にあずにゃんが呼び方を変えたらいいんじゃないかなって思ったのです!」 唯「そ、こ、で! 今日は二人で私のあだ名を考えよう!!」 梓「あー。そういう意図ですか」 梓「で、私は唯先輩のこと何て呼んだらいいんですか?」 唯「ふふーん、そうあせるでないあせるでない♪」カキカキ 梓「……あっ」 唯「ん? どしたの、あずにゃん」 梓「い、いえ! なんでもないです」 梓(よかった……) 唯「とりあえず、例としていくつか書いてみたよ! どーしても思いつかないなら使ってね!」ペラッ ゆっこ ← カワイイ! ゆいおねえさま ← エレガント! ゆいにゃん ← おそろい! キャシー ← スパイみたい! 梓「…………」 唯「できればあずにゃんに考えて欲しいけど……あ、呼びにくいなら、それにちゃん付けでもいいよ!」 梓(この人のセンスって……) 梓「ていうかただ、『先輩』だけじゃダメなんですか?」 唯「えーっ? 先輩ってどの先輩ー?」 梓「じゃあ平沢先輩」 唯「むー!」サワサワ 梓「あひぃぁぁぁぁっ!! 唯っせんぱいって! 呼んでないのにぃぃ!!」 唯「えー、だってぇー。……あ、今唯先輩って言ったから追加ね!」コチョコチョコチョコチョ 梓「ひっいひひ意味ひひっ!! わかっりひゃはひあぁーー!!」 梓「はあ、はあ……もう疲れました」 唯「ほらほら、騙されたと思って呼んでみてよ!」 梓「うう、わかりましたよ。……ゆっこ、ちゃん」 唯「うんうん!」 梓「……せんぱい」ボソッ 梓「あっゴメンナサイゴメンナサイゴメンナs」 コチョコチョ 梓「あーーーーっ!! ぅあぁーーーーー!!!」ジタバタ ―― ―――― 澪「先生の手伝いしてたらすっかり遅くなったな」 律「疲れたー! 早くお茶飲みてー!!」 紬「ふふっ、すぐに準備するからね?」 澪「またそうやって甘やかして……でも、唯も梓も待ってるだろうな」 『あーーっ! ひあぁぁーーーっ!! もうダメぇぇぇぇ!!』 『へんになるぅぅ!! ゆるしてへええーーー!!!』 律澪紬「!?」 律「あ、あいつら何やってるんだ!?」 ガチャッ 梓「あぁ……はぁっ……ぁはぁっ……ひぅっ」グッタリ 唯「はぁ、はぁっ……あずにゃん暴れないでよぉ……でも、そんなところも可愛いよ」 紬「こ、これって……///」 律(着衣の乱れ、二人で折り重なって倒れて、疲労しつつも上気した顔……つまり……) 律「マジか」 澪「な、なななっぶぶぶぶ部室でななあわわわわわ///」 唯「あっ、みんなー! 聞いて聞いて、あずにゃんったらすっごく可愛かったんだよー!」 梓「なっ……だ、だって唯にゃんが!!」 紬「唯にゃん?」 梓「あっ違っ」 律「おまえら二人のときはそんな風に呼び合ってんのか……」 澪「二人はそういう関係だったんだな……。で、でも……部室では、その、ほどほどにな///」 唯「えへへー、照れますなぁー」 紬「お幸せにー♪」 梓「ち……違いますーっ! 全部誤解ですーー!!」 二人が本当に先輩後輩の関係じゃなくなるのは、もうちょっと先のお話。 唯「あ、そうそう。実は催眠術ってのは嘘でしたっ!」 梓「分かりますよそれぐらい……」 唯「あれー?」 おわり! キャシーwwww -- (名無しさん) 2011-04-05 15 03 34 やっぱここはゆっこでww -- (名無しさん) 2011-04-05 15 13 59 >律澪紬「!?」この表情に吹いたWWW -- (名無し) 2011-06-13 17 08 42 かなりの接戦でした。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 00 51 17 ゆっこって日常にいたよね -- (名無しさん) 2013-05-03 01 23 33 ゆっこはいろいろアウトだろ…あの玩具的に -- (名無しさん) 2013-11-08 22 57 50 これはあずにゃんやり返すべきだろ…あとキャシーわろた -- (名無しさん) 2019-06-14 12 06 45 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る